核心内容の要約
富途(Futu)、タイガー(Tiger)、チャンキャオ(Longbridge)に続き、華盛証券(Huasheng Securities)も内地での既存業務の整理に参加しました。6月15日から、内地の顧客は国内で新たに株式を購入したり保有株式を増やしたりすることができなくなり、資金や証券を口座に振り込むこともできなくなりましたが、保有している株式を売却したり口座から資金を引き出すことは可能です。これは、「2年間の非法的な跨境証券業務の集中的な整備」を求める規制に応じたものです。各証券会社の規則には違いがあります。華盛証券では口座の属性に関わらず、国内での操作が制限されますが、タイガーやチャンキャオでは海外籍の顧客でも国内で通常通り取引を行うことができます。
1. 華盛証券の調整内容
華盛証券から顧客に送られた通知の主なポイントは以下の2点です:
- 取引制限:内地の顧客は国内で新しい株式を購入したり、保有している株式を増やしたりすることができませんが、保有している株式を売却したり、先物取引などでポジションをクローズすることは可能です。
- 資金制限:資金や証券を口座に振り込むことはできませんが、口座から資金を引き出すことはできます。
また、これらの制限は「国内でのサービス」にのみ適用されると強調されています。顧客が香港や海外に行けば、すべての機能(売買、資金移動)が正常に利用でき、資産も安全であり、口座の状況や保有株式を確認することも可能です。
2. なぜこのような調整が必要か?
これは突然のことではありません。以前から中国証券監督管理委員会(CSRC)を含む8つの部門が整備計画を発表していました:
- 「非法的な跨境証券業務」(例えば、海外の証券会社が許可なく内地の顧客にサービスを提供すること)に対して、2年間の集中的な整備期間を設けています。
- 整備期間中は、海外の機関は内地の顧客に「購入」や「資金振り込み」のサービスを提供できず、「売却」や「資金引き出し」のみが許可されます。
- 整備期間が終了した後、海外の機関は国内でのウェブサイトやアプリを完全に閉鎖し、内地の顧客にサービスを提供することができなくなります。華盛証券の今回の調整もこの要求に従ったものです。
3. 各証券会社の規則の違い
同じような調整でも、「海外籍顧客の国内での操作」に関する規定には違いがあります:
- 華盛証券:内地籍か海外籍かに関わらず、国内から取引や資金移動の指示を出すと制限されます。
- タイガー、チャンキャオ:海外籍で開設した口座であっても(例えばシンガポール籍の顧客)、国内であれば出張や旅行中であっても通常通り取引や資金移動が可能です。カスタマーサービスでは「影響はない」と明確にされています。
例えば、シンガポール籍の顧客がタイガーのアカウントを使って内地で旅行する場合は通常通り株式を購入できますが、華盛証券のアカウントを使うと売却のみが可能です。
4. 投資家への実際の影響
- 資産の安全に問題はない:すべての証券会社は、既存の資産に影響はなく、口座の状況や保有株式を確認できると強調しています。
- 内地の顧客の国内での操作が制限される:株式の売却や資金の引き出しは可能ですが、購入や資金の振り込みはできません。しかし、海外(例えば香港)に行けば通常通りのサービスを利用できます。
- 海外籍顧客の場合:華盛証券の海外籍アカウントは国内で制限されますが、タイガーやチャンキャオのアカウントは制限されません。口座を開設する前に規則を確認しておきましょう。
5. 事前の兆候
この調整は整備の一環です:
- 2023年5月:富途とタイガーは国内のアプリ(Futu Niuniu、Tiger International)をアプリストアから削除しました。
- 2024年3月:華盛証券も「Huasheng Tong」アプリを削除しましたが、その時は既存の顧客には影響しないと説明されていました。
- 今回のサービス調整は、規制要求をさらに実施するためのものです。
要するに、この調整は跨境証券業務を規制する一環であり、投資家は慌てる必要はありません。規則に従って操作すれば、資産の安全は保証されますし、海外での取引も影響を受けません。海外籍のアカウントを持っている場合は、各証券会社の規則の違いに注意してください。