核心内容のまとめ
かつて全国で大ヒットした『奔跑吧』(プロジェクト・ランニングマン)ですが、今では視聴率が急落し(ピーク時の5%から0.27%に)、主要な広告主(例えばアムシー)も次々と撤退しています。それにもかかわらず、新昌や江山などの県レベルの文化観光部門からは1回あたり850万~1980万円の「調達費」を受け取っています。この資金は地方財政(つまり納税者のお金)から来ているにもかかわらず、番組の質は悪く(素材の編集ミスや撮影現場での不文明な行為がある)、さらに地方文化観光部門が持つ「時代遅れの影響力」への認識の甘さを利用して利益を上げています。ネットユーザーからは怒りの声が上がっており、「文化観光を支援する公益プロジェクト」と言いながら、発展途上地域から高額な料金を請求しているという矛盾が指摘されています。
一、かつて国民的な人気番組だったのに、なぜ今は支持されないのか?
『プロジェクト・ランニングマン』の衰退は明らかです:
- 視聴率の急落:2015年のピーク時には1回あたり5.016%でしたが、今では0.3%にも満たない。同じ時間帯の他の番組が終了しても(競合相手がいなくても)、わずか0.27%しか獲得できません。
- 広告主の撤退:かつて5億円のスポンサー料を払っていたアムシーが撤退し、その後は王老吉が1.3億円で引き継ぎました(価格は半分以下)。また、乳製品企業も『浪姐』や『大侦探』から次々と撤退しており、古い番組に投資することの無意味さを感じています。
- 視聴者の反応:番組制作側が8つのツイートで人気をアピールしても、ネットユーザーは「誰も見ないのにこんなにひどい」と批判しており、実際の視聴者はとっくに離れています。
簡単に言えば、『プロジェクト・ランニングマン』は専門的な広告市場での価値を失っており、真面目な企業はもはや高額な投資を望んでいません。
二、なぜ県レベルの文化観光部門は数百万円を払って『プロジェクト・ランニングマン』を依頼するのか?
地方文化観光部門(特に県レベル)が資金を出す主な理由は2つあります:
1. 情報の不足:彼らは『プロジェクト・ランニングマン』を2015年時代の「国民的な人気番組」として認識しており、今ではもう見られていないことを知りません。専門の視聴率分析チームもなく、「投資対効果」の計算もできません。有名な番組を呼べば地元が盛り上がると思っています。
2. KPI(業績指標)の圧力:文化観光部門はプロモーション目標を達成する必要があり、数百万円を投じて『プロジェクト・ランニングマン』を依頼することで「成果が出た」と報告しやすいのです。例えば江山県は浙江省の発展途上地域で、年間の公共予算収入は36.8億円ですが、850万円は市民1人あたり17円に相当します。彼らにとっては「大きな投資」だと感じるかもしれません。
また、調達方法は「単一の供給元」(浙江衛星テレビの会社を直接指名する)であり、手続き上の障害もほとんどありません。
三、数百万円を投じて本当に文化観光が盛り上がるのか?
『プロジェクト・ランニングマン』の効果は短編動画に比べて劣ります:
- 短期間の撮影では効果がない:『プロジェクト・ランニングマン』は1回限りの番組を撮影し、終われば去ってしまいます。一方で、実際に文化観光を盛り上げたのは短編動画です(淄博のバーベキューやハルビンの氷雪、天水の麻辣烫など)。これらはすべて抖音や快手のインフルエンサーやネットユーザーによる自発的な広がりでした。
- 番組の質が低い:安陽県の回では邯鄲の観光地を間違えたり、殷墟の芝生を踏みつけたりしており、「地域文化の再現」すらまともにできていません。視聴者は反感を持ち、旅行に行こうと思わないでしょう。
- 視聴者は「偽のファン」か? 今の『プロジェクト・ランニングマン』の視聴者の多くはデータ操作によるもので、実際の活動的なファンはほとんどいません。たとえ放送されても、誰もわざわざ県まで旅行に行くことはないでしょう。
四、論争の根源:一方では公益を掲げ、もう一方では納税者のお金を稼ぐ
『プロジェクト・ランニングマン』の公式側は「地域文化観光を支援する公益プロジェクト」と主張していますが、実際には:
- 高額な料金の請求:発展途上地域から850万円を受け取っており、それはその地域の公共予算の0.23%に相当します。
- 大規模な撮影で地元住民の生活に影響:道路を封鎖して撮影し、地元住民の生活に迷惑をかけます。
- 内容の粗末さ:地元の観光地すら間違えており、真剣なプロモーションが行われていません。
ネットユーザーが怒るのは、「納税者のお金を使って実際には何もしていない」という点です。情報の不足を利用して地方政府を騙しているのではないでしょうか?
五、地方文化観光部門へのアドバイス:『プロジェクト・ランニングマン』よりも短編動画にお金を使った方が良い
850万円を『プロジェクト・ランニングマン』に使わなければ、以下のようなことができます:
- 短編動画インフルエンサーを雇う:例えば100人のフォロワー数100万人のインフルエンサーを雇い、それぞれ8万円ずつ出して地元で動画を撮影する。これにより『プロジェクト・ランニングマン』よりも多くの若者にリーチできます。
- カスタムメイドの短編ドラマや話題作り:淄博の例を真似て、「県内グルメチャレンジ」などの話題を作り、ネットユーザーに自発的に広めてもらう。
- 動画広告の活用:抖音や快手で地元の観光地を宣伝し、旅行を考えている若者にターゲットを絞ってアプローチする。
これらの方法はコストも低く、効果も直接的です。現代の若者は旅行前にまず短編動画で情報を得ます。誰が古い番組を見るでしょうか?
最後に
『プロジェクト・ランニングマン』が地方文化観光から利益を上げるという事件は、時代遅れの番組が情報の不足を利用して急いでお金を稼ぐ典型的な例です。地方文化観光部門は目を覚まし、数百万円を「時代遅れのスター」に投じるよりも、若者に本当に届くチャンネルにお金を使うべきです。結局のところ、納税者のお金は有効に使う必要があります。